入院患者が平均して何日間在院したか(何日間で退院できたか)を示す数値です。

2015年度の結果の解釈

2015年の平均在院日数は13.3日と、前年に比べて-1.8日とかなり短縮され、 DPC対象病院Ⅲ群の全国平均まで+0.4日ともう少しのところとなりました。 病院にも患者さまにも優しい、DPCⅡ期間以内での退院をめざして積極的に取り組んだ成果と考えられます。

平均在院日数が短い病院は、「疾患に対する治療能力が高い」という見方もできます。 医師の診断、治療、検査、看護、リハビリ、退院支援、地域連携など、病院として総合的にどのように医療を提供するかにより日数に違いが表れます。

しかし、標準的な入院日数は疾患ごとに異なるため、平均在院日数が短ければ「良い病院」であるということではありません。

クリニカルパスの運用などによる効率的な治療や、退院支援、地域連携の強化などが平均在院日数の短縮のための改善策と考えられます。

指標の計算式、分母・分子の解釈
  各指標の計算式と
分母・分子の項目名
解釈
分子 毎日24時現在の在院患者の延べ日数 -
分母 (新入院患者数+退院患者数 + 3階病棟より転入患者数 + 3階病棟へ転出患者数) / 2 -