当院は、病気や医療に関する情報を「メディカルノート」という医療Webメディアにも掲載しています。
先日、メディカルノートの取材班が来訪され医師にインタビューを行いました。今回取材を受けた医師は、産婦人科の片平敦子医師と循環器科の渋谷清貴医師です。
片平医師は「子宮筋腫の治療」について、渋谷医師は「狭心症の治療」について取材を受けました。
子宮筋腫は、子宮の筋肉にできるこぶのような良性の腫瘍で、35歳以上の女性の約5人に1人が持っていると言われるほど、決して珍しくない病気です。手術を受けるかどうか等選択も様々です。手術を受ける場合当院では、体への負担が少ない腹腔鏡下手術を積極的に行っており、2025年6月頃には、膣から子宮全体を摘出する手術「vNOTES」も導入予定です。vNOTESはお腹に穴を開けないため、さらに負担を軽減した手術です。当院では今後のライフプランも含めて丁寧に話し合い、薬の副作用や治療後の注意点についても分かりやすくご説明することを大切にしています。女性の味方になれる診療ができるよう心がけておりますので、おひとりで悩まず、お気軽に足を運んでいただければうれしいです。
狭心症は、冠動脈(心筋に血液を送る血管)が狭くなり、心筋が一時的に酸素不足に陥ることで胸の痛みや圧迫感などを引き起こす病気です。狭心症は心筋梗塞の前段階といえる状態です。これまでに感じなかった胸の症状が現れた場合は、ささいなことでも早めに医師に相談いただきたいと思います。狭心症が疑われる場合には、まず心臓CT検査や心臓核医学検査など体への負担が少ない検査を行い、必要に応じて心臓カテーテル検査に進みます。治療においては、様々な検査装置や機器を備えており、よりよい医療を提供できる環境が整っている点が当院の大きな強みです。また、将来的な病気の発症を防ぐため、当院では動脈硬化やその背景にあるリスクにも積極的に介入しています。糖尿病代謝科をはじめとした各診療科と連携をとりながら包括的なサポートが可能なことは、総合病院である当院だからこそ提供できる医療だと考えます。
今回の取材は、6月頃から掲載予定です。この他にも当院の医師による記事が複数掲載されています。「メディカルノート」はこちらからご覧ください。
2025.05.23 | Vol.8 心不全をチームで支える~心不全療養指導士~ |
2025.05.09 | Vol.7 太陽のようにキラキラしています |
2025.04.25 | Vol.6 坂病院の宝もの |
2025.04.11 | Vol.5 患者さんの健康を守る!地域の開業医との連携 |
2025.03.28 | Vol.4 母子の命を守れ!超緊急帝王切開シュミレーション |
2025.03.14 | Vol.3 当院は、国際HPH:【健康増進活動拠点病院&健康サービス】に加盟しています |
2025.02.28 | Vol.2 デジタルサイネージ で情報共有 |
2025.02.12 | Vol.1 地域と近い距離間で~市民公開講座~ |