Vol.18 知っておきたい!骨の「量」と「質」の関係

知っておきたい!骨の「量」と「質」の関係

骨密度測定

骨の強度は、「量」と「質」によって決まります。骨の量を示すのが骨密度で、耳にしたことがある人も多いでしょう。しかし、骨密度が高いからといって骨折しにくいとは限りません。もう一つの要素である「骨質」も重要です。骨の構造に関わる「骨質」も骨の強度に影響を与えるため、骨密度だけではなく骨質についても知っておくことが大切です。

骨折は、「寝たきり」などの要介護状態につながる原因の一つとされています。骨の健康を維持し、骨折を防ぐことは、健康寿命を延ばすことにもつながります。

当院では昨年度に、最新の全身用X線骨密度測定装置を導入しました。この装置は、従来の装置に比べて検査にかかる時間が短く、被ばく量も軽減されています。さらに、この装置には骨質を評価できるソフトウェアが搭載されており、より正確な骨粗しょう症の診断が可能になります。

ご自身の「骨密度」だけではなく、「骨質」も知っておきましょう。


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