Vol.14 “その時”に動ける人に

“その時”に動ける人に

BLS研修

当院では、職員が計画的にBLS研修を受けています。BLSとは、Basic Life Support(一次救命処置)の略で、心臓や呼吸が停止した傷病者に対して、救急隊や医師が到着するまでの間に、一般の人や医療従事者が行う応急手当です。

研修では、気道確保や胸骨圧迫・AEDの使用方法などを実際に行いました。さらに、心肺停止後の1分1秒の遅れが救命率や患者・傷病者の予後に大きく影響することを学びました。

近年では、自動車教習所等でもBLS学習が取り入れられていたり、街中の至る所にAEDが設置されていたりすることから、BLSの重要性が窺えます。しかし実際には、突然そのような場面に遭遇しても、スムーズに対応することはなかなか容易なことではありません。

我々医療従事者は、いかなる場面においても命を救える存在でなければなりません。BLSは傷病者を守るうえで必要不可欠な手技です。日々訓練を積んでおくことはとても重要です。今後も定期的に職員研修を行っていきます。


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