イオパミドールを用いた消化管造影検査を受ける患者さんへ

2026.07.08

診断目的で消化管造影検査を実施する場合、おもにガストログラフィン®を使用してきましたが、安定供給の見通しが立たない状況となっています。このため当院では、代替造影剤としてイオパミドールを用いた消化管造影検査を実施します。

消化管造影検査は、必要時、速やかに行う必要があり、患者さんの状態や緊急性により患者さんに事前に説明して同意をいただけない場合も想定されます。そこで、病院ホームページでも公開しお知らせいたします。

上記造影剤を用いて経口投与・注腸投与による検査を行うことは、当院の関係診療科の診療委員会・薬事委員会・管理部会議にて評価して承認を得ています。ご質問の際は、担当の医師までご相談ください。

  1. 実施内容: イオパミロン®(イオパミドール)300注100mLの経口投与・注腸投与による消化管造影等
  2. 承認日: 2026年7月7日
  3. 対象者: 当院で経口・注腸造影剤を使用して造影等を行う患者さん
  4. 概要: 検査等で使用している経口用の造影剤「ガストログラフィン®」が、現在、供給 不安定な状態で、全国的に入手が困難となっています。当院では、必要な検査を滞りなく実施するため「イオパミロン®(イオパミドール)300注100mL」を代替薬として使用することとしました。
  5. 安全性: イオパミロン®(イオパミドール)は、国内では、主に血管内投与(CT検査や血管撮影など)で承認されている医薬品ですが、経口・注腸投与による検査には、国内承認を受けておりません。しかし、海外では、ガストログラフィン®と同様に経口・注腸投与による消化管造影の適応が承認されており、安全性と有効性に問題ない事が報告されています。また、本剤は、非イオン性ヨード造影剤に分類され、ガストログラフィン®(イオン性ヨード造影剤)と比べて、組織への刺激が少なく、アレルギー反応などの発現も少ない傾向であることが報告されています。使用の際には、ガストログラフィン® と同様に、十分な経過観察を行い、副作用等の発現時に適切な対応ができる環境で使用します。
  6. 費用負担: この検査等にかかる費用は通常の保険診療と同じです。この検査による副作用が生じた場合も保険診療になります。なお、国の副作用被害救済制度の対象とならない場合がありますのでご了承ください。
  7. 問合せ先: 担当主治医へお問い合わせください。
坂総合病院 電話: 022-365-5175(代表)