臨床検査技師のお仕事紹介

2016.04.13

桜も咲き、新しい年がはじまりました。 今回のコラムは臨床検査技師のお仕事を紹介するとともに、みなさんが仕事を選ぶ上で一つの参考になれば幸いです。

臨床検査技師ってどんなお仕事?

臨床検査技師のお仕事は大きく分けて2つ、患者様の身体にいろいろなセンサーを使って検査をする生理検査。採血された血液や尿など、患者様の身体から採取された検体を分析する検体検査に分けられます。

また、それぞれがこまかい分野に分かれ、生理検査では心電図をはじめとする循環器分野、超音波を用いた消化器分野、脳波などの神経生理的な検査など。検体検査では生化学、血液、細菌検査、病理検査など多方面にわたっています。

臨床検査技師にはどうやったらなれるの?

臨床検査技師は国家資格です。

進学先は臨床検査学科のある大学・専門学校へ進みます。そこで3年または4年学び、国家試験に合格して臨床検査技師となります。 学校では主に一般教養の他、検査技師に必要な医学を学びます。

カリキュラムの中では、検査の原理を学ぶための実験や、実際に病院の検査室で学び経験することのできる病院実習など、多くの経験を積みます。

キャリアパス

臨床検査技師ってどういうところで働けるの?

臨床検査技師の活躍の場は病院だけなの?と思われがちですが、病院からの委託を受け検査を行う検査センター、地域をまわって健診を行う健診センターなどがあげられます。

また、医療機器メーカーでは機器のインストラクターや、新薬の治験を行う際のコーディネーターなど幅広く活躍することができます。

さらに、臨床検査技師の資格取得後は超音波検査士や輸血認定技師など様々な認定資格が取得できます。また、運動実践指導士や糖尿病指導士など多くの資格取得において優遇されるため、多方面にわたってスキルアップすることができます。

最後に

臨床検査技師という仕事は、他の医療に携わる様々な資格に比べイメージしづらい仕事ではありますが、患者様の状態を把握する上で多方面にわたって活躍できる仕事です。また、細かく分かれているからこそ長く続けることのできる仕事です。

当院では入職3年間を研修期間とし、生理検査部門・検体検査部門を経験し、オールラウンドに対応できる技師を育成します。 この記事を読んで少しでも興味を持って頂けると幸いです。

坂総合病院のホームページから1日の仕事の紹介や、各種検査について見ることができます。 そちらもご覧ください。


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