4月1日、新入職員が入職しました。

入職して最初の１週間は、オリエンテーションを行ないます。当院のオリエンテーションは2日間行いますが、その１つに病院周辺地域を巡るというものがあります。

当院はどのような地域の中にあり、どんな人がどのように暮らしているのかを、新入職員が自らの足で歩き体感してもらうという意図があります。私たちは、患者さんひとりひとりの生活背景も考えながら治療を行います。地域の特徴やそこに住んでいる方の生活を知るということは、医療を行ううえでも大切にしています。

また、行き先を考えたり、実際に歩く中で、新入職員同士の交流を深めて欲しいという目的も含まれています。

グループごとに話し合いを行い、それぞれの目的地に向かって歩きました。途中でお店の方や地域の方と交流をし、「私も坂病院で生まれたんだよ。」「大変なことがあったらいつでもここに（店）来なさい。頑張ってね。」などと声をかけてもらい、地域の方の温かさと、当院が地域の方に支えられていることを感じたようです。

また、海が近い地形にあることや、坂道が多く、高齢者が歩くのは大変なのではないかなど実際に歩いたことで気づくことがあった様子でした。同期の仲も深まり、オリエンテーション後は、それぞれの配属職場で頑張っています。太陽のようにキラキラ輝いたフレッシュなエネルギーが加わりました。新入職員も一緒になり、地域の安心を支える坂病院であり続けたいと思います。