産婦人科

スタッフ・診療体制

女性医師が複数名在籍しています。外来は3診体制です。かかりやすさや説明の丁寧さに配慮をして診療しています。 仕事をしている人のために土曜日午前中の外来診療も実施しています。

産科

2014年、WHOの「赤ちゃんにやさしい病院」(baby friendly hospital:BFH)の施設に認定されました。母乳時の推進と母乳率の向上・維持を通して、地域住民の健康的な生活の基盤を作ろうとがんばっています。

妊婦健診では助産師による細やかな保健指導ができる助産師外来を取り入れ、乳房ケアや育児環境の整備などに力を入れています。バースプランの記入、フリースタイル分娩、夫立会い分娩で主体的な分娩を目指し、早期母子接触、早期母児同室、頻回授乳で母乳育児の確立を目指し、退院後も2週間健診や母乳外来で継続的にケアできるようにしています。総合病院なので、合併症妊娠も小児科など他科の協力を得て積極的に受ける心構えでいます。

婦人科

良性腫瘍の管理や思春期・更年期の治療を中心に取り組んでいます。最近は不妊症の検査や治療が保険適応となり、当院も人工授精までは施行しています。また、ホルモン剤の種類が増えて、腫瘍や更年期の薬物療法が多彩になり、患者さんの状態に応じて処方を工夫しています。腹腔鏡や子宮鏡の手術も積極的に取り組んでいますが、最近は悪性腫瘍手術症例(開腹)も増加しつつあります。外来は原則予約優先で、予約を取ってからの受診をお勧めしますが、婦人科の急性腹症などのご紹介は極力断らない方針です。緊急時はいつでもご相談ください。

医師のご紹介

  舩山 由有子(産婦人科小児科診療部長 / 山形大学87年卒)

主な認定医、
専門医
産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医、女性医学学会 ヘルスケア専門医・指導医、母体保護法指定医、東北大学医学部臨床教授、NCPR「専門」コース修了
専門分野 不妊内分泌(思春期・更年期を含む)

  片平 敦子(副院長・産婦人科科長 / 信州大学96年卒)

主な認定医、
専門医
産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医、日本臨床細胞学会 臨床診専門医、母体保護法指定医、NCPR「専門」コース修了
専門分野 婦人科腫瘍

  佐藤 孝洋(医長 / 東北大学05年卒)

主な認定医、
専門医
産婦人科学会 産婦人科専門医・指導医、日本周産期・新生児医学会 周産期(新生児)専門医・指導医、母体保護法指定医、新生児蘇生法NCPRインストラクター、母体救命システムJ-CIMELSインストラクター、日本救急医学会認定ICLSインストラクター
専門分野 周産期医療

  藤本 久美子(医長 / 東北大学04年卒)

主な認定医、
専門医
産婦人科学会 産婦人科専門医・指導医、母体保護法指定医、NCPR「専門」コース修了、日本産科婦人科内視鏡学会 認定腹腔鏡技術認定医、日本女性医学学会 認定ヘルスケア専門医・指導医
専門分野 産婦人科一般

  後藤 恵(医員 / 山形大学16年卒)

主な認定医、
専門医
産婦人科学会産婦人科専門医
専門分野 産婦人科一般

  清水 有紗(医員 / 秋田大学18年卒)

主な認定医、
専門医
産婦人科学会 産婦人科専門医、NCPR「専門」コース修了、緩和ケア研修会修了
専門分野 産婦人科一般

  成重 さつき(医員 / 山形大学17年卒)

主な認定医、
専門医
NCPR「専門」コース修了、緩和ケア研修会修了、J-CIMELSベーシックコース修了
専門分野 産婦人科一般

  齋藤 剛熙(医員・後期研修医 / 日本大学21年卒)

主な認定医、
専門医
 
専門分野  

診療実績

【産科実績】(年度集計: 4/1~翌年3/31)
  2021年度 2022年度 2023年度
分娩総数 474 486 425
経腟分娩 395 391 336
帝王切開 79 95 89
予定帝王切開 56 60 50
緊急帝王切開 23 35 39
分娩数は少子化の影響をうけ、年々減ってきています。また、高齢初産の方や、合併症を持つ妊婦さんが増えてきたためか、帝王切開の割合は増えています。
地域の総合病院として、リスクを持った妊婦さんたちの分娩も安全に行えるよう心がけています。
【婦人科手術実績】(年度集計: 4/1~翌年3/31)
  2021年度 2022年度 2023年度
手術件数(総数) 238 265 262
腹腔鏡下 64 85 81
腹腔鏡下(子宮) 33 40 50
腹腔鏡下(卵巣) 31 45 31
開腹手術 43 31 39
そのうち悪性腫瘍(卵巣) 7 8 8
そのうち悪性腫瘍(子宮体癌) 6 5 1
子宮鏡 17 15 10
子宮頚部切除 12 8 21
子宮脱(膣閉鎖など) 9 21 17
コロナ禍で減った手術が徐々に増えてきました。また、徐々に腹腔鏡の割合も増えています。今後も患者さんに負担の少ない手術を心がけていきます。