当院は1912年(大正元年)に「私立塩釜病院」として創設されて以来、110年を超える長きにわたり、地域の皆様とともに歩んでまいりました。
現在、「わたしたちは確かな医療と共同で地域の安心を支えます」という病院理念のもと、二市三町および仙台市東部地域を含む、人口約25万人の診療圏を支える中核病院としての役割を担っております。地域医療支援病院、災害拠点病院としての責務を果たすとともに、塩竈管内における救急搬送の約4割を受け入れ、特に急性期医療に力を注いでまいりました。同時に回復期リハビリ病棟や在宅部門も有し、「途切れない医療」を提供することで、患者さんが安心して住み慣れた地域へお戻りいただけるようサポートしております。また無差別平等の医療を掲げ、経済的に受診が困難な方でも安心して医療をうけていただけるよう「無料定額診療制度」を整えているのも当院の特徴です。
近年では、2025年には緩和ケア病棟を新設し、「宮城県がん診療連携推進病院」の指定を受けるなど、高度急性期病院との連携を深めながら、専門的な医療提供体制も強化しております。
さらに、当院は50年に及ぶ医師研修の実績があり、これまでに400名を超える初期研修医達を育成してきました。多職種が連携するチーム医療を通じて、医学的知識はもちろんのこと、患者さんの生活背景や社会的な困難にも深く寄り添える「総合力」を備えた医師の育成に努めております。
こうした私たちの活動を支える大きな原動力が、地域住民の皆様で組織される「みやぎ東部健康福祉友の会」の存在です。共に「誰もが健康で安心して住み続けられるまちづくり」を推進していくことこそが、私たちの何よりの財産です。
これからも、地域において「こまったら坂へ」と頼りにしていただける病院であり続けるよう、職員一同、誠心誠意取り組んでまいります。今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
坂総合病院 院長
片平 敦子