坂総合病院は、臨床研修省令に基づく「基幹型臨床研修病院」に指定されており、毎年10名ほどの研修医が入職しています。
研修医は、医師としての基本的な能力を習得し、患者さんに寄り添った診療ができるよう日々研鑽を重ねています。研修医の診療は、常に指導医や上級医の指導・監督のもと、適切な診療が行われるよう万全の体制を整えております。
患者さんおよびご家族のみなさまにおかれましては、研修医による診療にご理解とご協力をお願い申し上げます。
今後とも、地域社会の健康と安心のため、確かな医療の提供と医療者の育成に力を尽くしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
坂総合病院 院長
私たち坂総合病院は、無差別・平等の医療と介護・福祉の実現をめざし、日々の営みを通して地域の安心を支える医療機関である。初期臨床研修プログラムでは、以下の3つの力を備えた医師を育てることを理念とする。
医師の専門領域は細分化が進んでいる。しかし、地域の医師数や医療資源は有限であり、実際の診療現場では直ちに専門的な対応まではできないこともある。また、高齢化の進展により多疾患併存の患者が増えている。臨床にたずさわる全ての医師は、相互に機能補完しなければならず、「まず自分で診てみよう」という姿勢が求められる。それを可能にする基礎的な総合力を育成する。
臨床現場はジレンマに満ちている。実際の患者が直面している問題は複雑であり、主治医としての臨機応変かつ粘り強い対応が必要となる。それらの問題は、学生時代に学んだ生物学的な理解に基づく疾患概念や診断・治療学の応用だけでは解決できないことも多い。患者が歩んできた過程や現在おかれている社会的不利に向き合い、複雑性・不確実性にもめげない力を育成する。
研修医は、2年間の幅広い経験を通じて、「基礎的総合力」と「ジレンマへの粘り強い対応力」を高めていく。そのたゆみのない挑戦の中で、自らの意欲と適性を見極め、専門分野の選択を含むキャリアを切り開く力を育成する。
NPO法人 卒後臨床研修評価機構の認定を受けています。
研修に関する詳細は下記のリンク先をご覧ください。