介護職員等によるたんの吸引等第3号研修(特定の者対象)実施要項(2020年度)

平成24年4月1日から施行された「介護職員等によるたんの吸引等について」の制度化に基づき、居宅及び施設等において、必要なケアをより安全に提供するため、適切にたんの吸引等を行うことができる介護職員等を養成することを目的に研修事業を開催します。
受講希望の方は、「1-1 受講申込書」及び「1-2 受講要件等チェック表」に必要事項を記入し、申し込みしめきり日までに郵送でお申し込みください。

1. 研修事業所名称

公益財団法人宮城厚生協会介護事業部(担当者: 野川ちひろ)
喀痰吸引研修機関 責任者: 永井知枝 〒985-0835
宮城県多賀城市下馬2丁目17番7号
電話番号:022-361-1158
FAX番号: 022-366-2593
Eメール:kouseikaigo@zmkk.org
※ 問い合わせは上記(担当者: 野川ちひろ)へお願いします。平日8:30~17:00

2. 研修日程・会場

基本研修(講義・演習)…利用者予定がない場合でも、基本研修のみ受講できます。

  • 1日目(金曜日) 9:30~17:00 概論及び喀痰吸引に関する内容(講義・試験・演習)
  • 2日目(土曜日) 9:00~13:00 経管栄養に関する内容(講義・試験・演習)
申し込みしめきり: 基本研修第1日目の2週間前の(金) 当日消印有効
《第1回》
日程: 2020年9月18日(金)~9月19日(土)
会場: 開催場所は未定
坂総合クリニック1号館8階会議室での開催予定
参加申し込み者へ開催場所は追ってお知らせします。

実地研修

基本研修終了後1~2ヵ月程度の期間で実施、各対象者の自宅等
※ 対象者の自宅へ訪問している看護師と契約の上、指導者になっていただく。
以下の場合は、実地研修は受講できません。
  • 利用者主治医からの「介護職員等喀痰吸引等指示書」が無い場合。
  • 実地研修において、協力いただくことに利用者からの同意が得られていない場合。
  • 実地研修における指導者(※)が確保できていない場合。
※ 「指導者」とは…医師・看護師(准看護師除く。)・保健師・助産師。
介護職員等によるたんの吸引等の指導者となるために、厚生労働省が定める「指導者用マニュアル・DVD」により自己学習を修了した者等。

3. 定員

10名程度

4. 受講料

  • 基本研修「概論・喀痰吸引」「経管栄養」(講義・シミュレーション演習)16,000円
    • 「概論」(講義) 2,000円
    • 「喀痰吸引」(講義・シミュレーション演習) 8,000円
    • 「経管栄養」(講義・シミュレーション演習) 8,000円
  • 実地研修 10,000円(実地指導事業所への委託料8,400円を含む)
    • 喀痰吸引のみ、経管栄養のみ、喀痰吸引・経管栄養両方の場合も同料金です。(実地指導事業所への委託料8,400円を含む)
    • 損害保険料500円(実地研修を保険対象に含むものに加入する)。事務手数料を含む。

5. テキスト

厚生労働省による『平成24年度 喀痰吸引等研修テキスト 第三号研修(特定の者対象)』を使用します。 各自、事前にダウンロード(http://www.pures.co.jp/h24_kakutan_t_all.pdf)し、持参してください。 または、中央法規出版より出版された書籍版『第三号研修(特定の者対象)のための「痰吸引等研修テキスト」』(川田明弘 編集)(2,808 円)を書店で購入してください。(こちらの販売は終了しました。)

6. 受講対象者 

介護福祉士、在宅や介護関係施設の介護職員、 障害者(児)サービス事業所及び障害者(児)施設等(医療機関を除く。)の介護職員、 特別支援学級の教員、保育士等(以下「介護職員等」といいます。)、 特定の者に対してたんの吸引等の行為を行う必要のある者。

ただし、下記に掲げる者については、受講対象者から除きます。
  • 勤務事業所が、たんの吸引等を業として行う(登録事業者となる)予定がない場合。
  • 医療機関(病院・診療所)、介護療養病床、肢体不自由児施設・重度心身障害児施設に勤務する職員。
  • 「不特定の者」に対して、たんの吸引等を行うことを希望する介護職員等。

7. 申し込みについて

申し込みしめきり日(各回基本研修第1日目の2週間前の金曜日)までに、郵送で申し込んでください。当日消印有効です。 (封筒の表に朱書きで「たん吸引(特定の者)研修申込書在中と記載すること)

提出書類

  1. 1-1 受講申込書
  2. 1-2 受講要件等チェック表
  3. 返信用角形2号(A4用)封筒(120円切手添付)1枚 (修了証を郵送するためのもの)
  4. ※ 一部履修免除希望や基本研修を終了している場合は、 研修受講証明書・修了証明書などや、認定特定行為業務従事者認定証などの写し

申込先

〒985-0835
宮城県多賀城市下馬2丁目17番7号
公益財団法人宮城厚生協会介護事業部 (担当: 野川ちひろ)

受講決定

申込書類を確認し、適格と認められた方のみ受講可とします。 定員を上回った場合は、受講の優先性・必要性等について勘案の上、 受講決定し、Eメール、Faxで連絡します。

受講料の支払方法

研修受講決定後、研修日までに指定の指定口座へ振り込んでください。 振り込み口座は、受講決定者にお知らせします。

8. 基本研修実施プログラム、担当講師

1日目 9:30~17:00

受付 (9:00~9:30)
担当: 研修事務局
開講式 (9:30~10:00)
担当: 研修事務局
概論 (10:00~12:00)
担当講師: (保健師・看護師・社会福祉士)等
重度障害児・者等の地域生活等に関する講義
  • 利用可能な制度
  • 重度障害児・者の地域生活等
  • 障害者自立支援法と関係法規
途中、休憩(10分程度)を挟みます
休憩・昼食 (12:00~13:00)
 
以下,免除区分A
喀痰吸引の講義 (13:00~16:00)
担当講師: (看護師)
  • 呼吸について
  • 呼吸異常時等の症状・緊急時対応
  • 人工呼吸器について
  • 喀痰吸引概説
  • 口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部の吸引について
  • 喀痰吸引の手順一留意点等
  • 喀痰吸引のリスク、中止要件、緊急時対応
途中、休憩(10分程度)を挟みます
筆記試験(喀痰吸引)10問(16:00~16:15)
担当: 研修委員会委員等
喀痰吸引(シミュレータ演習)(16:15~17:00)
担当講師: (保健師・看護師)
  • 喀痰吸引(口腔内)
  • 喀痰吸引(鼻腔内)
  • 喀痰吸引(気管カニューレ内部)
5名程度の小グループで実施します。

2日目 9:00~13:00

受付 (8:30~9:00)
担当: 研修事務局
経管栄養の講義 (9:00~12:00)
担当講師: (保健師・看護師)
  • 健康状態の把握
  • 食事と排泄(消化)について
  • 経管栄養概説
  • 喀痰吸引概説
  • 胃ろう(腸ろう)と経鼻経管栄養
  • リスク・中止条件・緊急時対応
  • 手順・留意点等
途中、休憩(10分程度)を挟みます
筆記試験(経管栄養)10問
担当: 研修委員会委員等
経管栄養(シミュレータ演習) (12:15~13:00)
担当講師: (保健師・看護師)
  • 経管栄養(胃ろう・腸ろう)
  • 経管栄養(経鼻)
5名程度の小グループで実施します。

筆記試験は、四肢択一式(講義(テキスト)の内容に沿って、基礎的知識を問う問題)を出題。
9割以上の正解で合格とし、正解率が9割未満の受講者は、再試験を受けることができます。

9. 研修の一部履修免除などについて

免除希望者は、研修受講証明書、修了証明書や認定証等の写しなどを添付し、申し込むこと。
  • 第3号研修修了者が新たな特定の者を対象とする場合は
    • 基本研修を受ける必要はなく、その対象者に対応した実地研修を受講する。
  • 一部履修免除の免除範囲
    1. 平成22年度実施「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための試行事業(特定の者対象)」の研修修了者 ⇒ 基本研修
    2. 平成23年度「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修事業(特定の者対象)」の研修修了者 ⇒ 基本研修
    3. 「ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の在宅療養支援について」に基づくたんの吸引の実施者⇒ 免除区分A:「喀痰吸引等を必要とする重度障害児・者等の障 害及び支援に関する講 義」及び「緊急時の対応及び危険防止に関する講義」のうちの喀痰吸引に関する部分並 びに「喀痰吸引等に関する演習」のうちの通知 に基づき実施している行為に関する部分
    4. 「在宅におけるALS以外の療養患者・障害者に対するたんの吸引の取扱いについて」
      ⇒ 免除区分A:「喀痰吸引等を必要とする重度障害児・者等の障害及び支援に関する講 義」及び「緊急時の対応及び危険防止に関する講義」のうちの喀痰吸引に関する部分並びに「喀痰吸引等に関する演習」のうちの通知に基づき実施している行為に関する部分
    5. 「盲・聾・養護学校におけるたんの吸引等の取扱いについて」に基づくたんの吸引等の実施者 ⇒ 基本研修(気管カニューレ内部の喀痰吸引に関する部分を除く。)

10. 実地研修について

  • 基本研修終了後1~2ヵ月程度の期間に、受講者が実際に喀痰吸引等を行う対象者の自宅等で、指導者(訪問看護師等)のもとで実施する。
    (受講者の勤務する事業所から、指導者(訪問看護師等)へ実地指導をお願いすること。)

11.受講上の注意事項

  • 遅刻・早退・欠席の取扱
    欠席、または、20分以上遅刻・早退した場合は、受講を取り消したものとして取り扱い、返金はしません。 改めて受講申込が必要となります。
  • 次の事由に該当し受講の取消しを行った場合、受講料(振込手数料は受講者の負担とし、料金から手数料を差し引いた金額)を銀行振込で返却します。
    • 天災地変が生じた場合
    • 事故等により公共交通機関が遮断された場合
    • その他、やむを得ない理由があると研修委員会が認めた場合

12.その他

  • 安全確保措置等として、損害賠償保険制度(実地研修を保険対象に含むもの)に加入します。
  • 研修の実施に当たっては、個人の権利利益を侵害することのないよう、本研修における業務に関わるすべての個人情報の取扱いを適正に行い、関係者への周知徹底を図ります。
  • 受講希望者から申し込み時に寄せられた個人情報については、本研修の運営及び修了者名簿作成、修了証発行等の為にのみ使用します。
  • 研修責任者及び苦情申出先窓口
    研修責任者 公益財団法人宮城厚生協会看護部長 永井知枝
    苦情申出先 公益財団法人宮城厚生協会介護事業部 相談窓口
    022-361-1158 担当:野川ちひろ

研修の流れ

《受講申し込みから基本研修まで》

  1. 勤務する事業所の確認をする。:たんの吸引等を行う登録事業者となっている(予定)か?
  2. 受講者が受講対象かどうか確認する。: 6. 受講対象者参照
    基本研修のみ受講した場合は、実際に喀たん吸引等を実施する必要が出た時に、 研修機関へ申し込み(どの研修機関でもよい。)、実地研修を受講してください。 一度、該当するケア種類の基本研修を受講すれば、別の利用者さんに関しても基本研修は免除になります。
  3. 申し込みしめきり日までに、郵送で申し込む。受講決定したら、Eメール、Faxで連絡する。
  4. 研修受講決定の連絡を受けたら、受講料を研修開始日までに指定口座へ振り込む。
  5. 基本研修を受講する。
    • 筆記試験に合格し、演習指導講師が演習修了を認めたら、研修履修表を配布する。

《基本研修終了から実地研修まで》

  1. 「介護職員等喀痰吸引等指示書」または、 「研修指示書」:利用者の主治医に記載してもらう。
  2. 「説明書兼同意書」:実地研修に協力していただくことについて、利用者に書いてもらう。
  3. 実地研修 実施機関承諾書」:実地研修の指導者(※)を確保し記載してもらう。
    ※ 「指導者」とは…介護職員等によるたんの吸引等の指導者となるために、 厚生労働省が定める「指導者用マニュアル・DVD」により自己学習を修了した者等。
  4. 実地研修受講のための必要書類の送付:(基本研修のみの場合は、不必要) 下記の3種の書類を、公益財団法人宮城厚生協会介護事業部(担当:野川ちひろ)へ郵送して下さい。
    1. 主治医が記載した「介護職員等喀痰吸引等指示書」または、「研修指示書」の写し、(上記1)
    2. 利用者(家族)が記載した「説明書兼同意書」の写し、(上記2)
    3. 「実地研修 実施機関承諾書」の原本(上記3)
      ⇒ 上記の書類が届いたら、宮城厚生協会介護事業部から指導者へ、以下の書類を送付します。
    4. 実地研修委託依頼書
    5. 「主治医指示書」の写し
    6. 評価方法と評価票
    必要な方には、指導者資格取得用DVDを送付する。
  5. 実地研修日程の調整: 実地研修受講者と指導者で、実地研修日程を調整する。
  6. 「計画書」作成: 「主治医指示書」と指導看護師等の助言を参考に作成し、利用者に提示する。
  7. 実地研修の実施: 実地研修を実施する。(指導者が評価表を記入する。)
  8. 研修の修了:実地研修指導者に修了と認められたら、研修履修表に記載してもらう。

「介護職員等喀痰吸引等指示書」について(2014.1.6修正しました。)

  • 当該患者の主治医が診察に基づき、介護職員に喀痰吸引等の行為の必要を認め、患者の同意を得て、事業所に対して「介護職員等喀痰吸引等指示書」を交付した場合に、患者一人につき3月に1回に限り「介護職員等喀痰吸引等指示料」240点が算定できます。一部負担金は、患者さんの負担となります。
    カンファレンス時や利用者さんの診察時に同行したり、利用者さんへ所定の用紙をお渡しし、「診察の時に主治医へお願いしてください。」とお話して、指示書を発行してもらう。
    基本的な流れは、訪問看護指示書と同じです。
  • 指示書の有効期間は、6ヶ月です。
必要な「主治医指示書」については、以下の2通りに分かれます。
  1. 2012.4.1に経過措置による登録事業者となっている事業所で、すでに主治医から発行され指示書により、 認定された特定行為を行っている介護職員が実地研修を受ける場合
    ⇒ 現在、主治医から発行されている指示書でよい。
  2. 登録事業者となっているが、認定されていない業務(経管栄養等)の実地研修を受ける場合。登録事業者になっていない事業所の介護職員が、実地研修を受ける場合。
    ⇒ 「研修指示書」として、研修に必要な指示書を発行してもらう。 上記の「介護職員等喀痰吸引等指示料」に該当しませんので、介護事業所が医療機関へ実費(3,000円程度、医療機関により異なる)を支払ってください。

《実地研修が終わったら》

  1. 書類の送付: 実地研修指導者から、4種の書類を返信用封筒で「公益財団法人宮城厚生協会介護事業部(担当: 野川ちひろ)へ郵送していただきます。
    1. 「喀痰吸引等研修実施結果報告書」の原本
    2. 「評価票」の原本
    3. 「指導者資格(受領書など)」の写し
    4. 「委託料振込口座登録票」
  2. 実地研修委託料の振り込み: 宮城厚生協会介護事業部より、指導者が指定する金融機関の口座へ、介護職員1名に付き8,400円を振り込みます。
  3. 修了証の発行:受講修了者へ、宮城厚生協会介護事業部より、郵送します。
  4. 「認定特定行為業務従事者認定証」交付手続:受講修了者は、宮城県へ手続きしてください。
    ※ 手続きの詳細は、宮城県障害福祉課ホームページを参照してください。
    参考様式《1-1 介護職員等喀痰吸引等指示書、1-2(実地研修用)主治医指示書、2-1 利用者同意書、2-2 (実地研修用)利用者同意書、3 計画書、4 主治医報告書、5 ヒヤリハット報告書 》
    (各事業所で使用している様式があれば、そちらを使ってください。 指示書は、利用者さんの主治医が発行する様式があれば、そちらで構いません。)

たん吸引等指導者養成事業について(実地研修を指導する看護師等対象)

実地研修指導者となる方が、指導者資格をお持ちでない場合は手続きが必要となります。
下記の書類をダウンロードし、指導をお願いする看護師等にお渡しください。
  1. 指導者養成事業実施要綱
  2. 別紙1 指導者自己学習申込書
  3. 別紙2 自己学習実施報告書
「実地研修 実施機関承諾書」が届いたら、必要な方には、宮城厚生協会介護事業部が指導者資格取得用DVDを配布します。

申し込み書類など