言語聴覚部門

言語聴覚士とは

生まれつき、ないしは病気や事故、または年齢を重ねる事により、 話す・聞く・食べることに問題が生じた方々を支援するリハビリテーションの専門職です。

言語聴覚士は患者さま・利用者さまに検査・評価を実施し、必要に応じて練習・助言等を行っています。
また、必要に応じて検査部門や薬局など他の職種と協力してチームとしてリハビリに取り組んでいます。

当院の言語聴覚士は

当院には11名の言語聴覚士が在籍しています。

成人の入院・外来・通所・訪問における急性期~維持期までのリハビリテーションに携わっています。
また、次のような多岐にわたる支援を通して、患者さま・利用者さまが自分らしくいきいきとした生活がおくれるよう、日々業務に励んでいます。

  • 脳血管疾患や頭部外傷による失語症をはじめとした高次脳機能障害・発声構音障害・摂食嚥下障害への支援
  • 食欲不振や肺炎や心疾患等内科疾患による摂食嚥下障害への支援
  • 認知症診断における神経心理検査の実施

そのほかにも、

  • 自動車運転再開への支援(自動車がないと生活が困難な方が多い地域性への対応)
  • 増加傾向のある重度の摂食嚥下障害への支援(嚥下内視鏡・嚥下造影検査を活用)
にも力を入れています。

 

言語聴覚士のとある1日

7:50 余裕を持って到着 カルテで患者さまの体調をチェック!
先輩や後輩と談笑しながら朝の時間を過ごします。
新患さんの情報収集、口腔ケアグッズの補充
8:30 全体ミーティング
この頃にはすっかり頭の中は仕事モードに!
8:40 部門ミーティング
調べた新患さまの情報を伝達し、担当が決まります。 嚥下内視鏡検査(VE)、嚥下造影検査(VF)の割り振りもここで。
8:55 担当患者さまに朝の挨拶!
眠っている患者さまをどんどん起こしていきます!
9:30 高次脳機能障害や構音障害の患者さまの訓練、間接的嚥下訓練で各病棟に神出鬼没。
12:00 言語聴覚士はここからが勝負時!お腹をぐーぐー鳴らしながら、直接的嚥下訓練。
12:40 他職種よりも少し遅めの昼食。自分が昼食を食べることには空腹を通り過ぎていることも。
13:30 水曜日の午後は毎週、嚥下造影検査があります!
16:30 午後の患者さまのカルテを打ち始めます。高次脳機能評価を取ったときはカルテがちょっと大変…
17:00 業務終了 ダイエットの為、同期と軽く運動をしてから帰宅!