緩和ケア病棟

緩和ケア病棟のご案内

緩和ケアとは

  • 難しい疾患に直面している患者さんとそのご家族に対し、身体的苦痛や、心理社会的なつらさを早期に察知し、適切な評価と治療により生活の質を改善する医療です。
  • 緩和ケアは難しい疾患が想定された時点から開始されるものであり、いわゆる『終末期ケア』を指すものではありません。
病棟からの風景

緩和ケア病棟とは

  • がんによる苦痛や困り事・つらさを、入院により診断・治療・相談・調整いたします。
  • 症状が安定した際には、通院や在宅・施設等、今後の療養場所について検討します。

当院 緩和ケアの理念

いつでもどこでも、あなたの「いきること」「くらすこと」「つながること」を、私たちは支えます。

基本方針

  • 体と心のつらさに対して、早急に対応し、落ち着いて生活できるように努めます
  • 一人ひとり、これまでの人生を尊重した生活ができるように関わります
  • 家族との時間を大切にし、過ごしたい場所で、過ごせるよう多職種で支えます
  • あなたと家族の希望を、かなえられるよう最善を尽くします

病棟仕様

病室
個室18床(トイレ付 10室、トイレなし8室)、
2床室が3室
※ 病状によっては病室の移動をお願いすることがあります
共有スペース
談話室: 1室
ラウンジ: 2室
食堂: 1室
面談室、家族控え室(和室)、キッチン(電磁調理)
浴室
浴室: 2室、機械浴室: 1室
フロア内の様子
病棟からの風景

できること、できないこと

緩和ケア病棟への入院要件

緩和ケア病棟は、がんと診断され、苦痛をかかえる患者さんが入院の対象です。ご本人とご家族が以下のことを理解され、入院を希望されていることが重要です。

  • 専門科の医師によりがんと診断されていること
  • 積極的がん治療を『休止』もしくは終了していること
  • 緩和ケア病棟では、身体や気持ちのつらさを和らげる治療やケアを行います。『がんの進行を抑える積極的な治療』は、主治医が適応を認めた場合、各専門病棟に移動して行われます。
  • 治療や療養の方針については、患者さんやご家族と十分話し合いを行い、決めていきます。
  • 病棟の特性上、人工呼吸器を設置していません。病状が進んだ際に人工呼吸器を希望される方は現在の主治医とご相談ください。
  • 症状が安定していると医師が判断する場合には、2カ月目以降で自宅療養等の退院調整をお願いすることがあります。

緩和ケア病棟入院の対象となる患者さんの例

  • ご自宅で過ごすことが難しい
  • ご家族が介護に疲れてしまった(レスパイト入院)
  • さまざま悩んでおり、入院で落ち着いて考えたい
  • 入院が必要な症状がある

入院費用について

お申込み方法・ご相談

  • まずは、現在かかりつけている病院の「主治医」や「入退院支援室」、「がん相談支援センター」にご相談ください。
  • 相談先がない場合は、当院のがん相談窓口(直通 022-367-9025)までお電話ください。

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