緩和ケア病棟は、がんと診断され、苦痛をかかえる患者さんが入院の対象です。ご本人とご家族が以下のことを理解され、入院を希望されていることが重要です。
- 専門科の医師によりがんと診断されていること
- 積極的がん治療を『休止』もしくは終了していること
- 緩和ケア病棟では、身体や気持ちのつらさを和らげる治療やケアを行います。『がんの進行を抑える積極的な治療』は、主治医が適応を認めた場合、各専門病棟に移動して行われます。
- 治療や療養の方針については、患者さんやご家族と十分話し合いを行い、決めていきます。
- 病棟の特性上、人工呼吸器を設置していません。病状が進んだ際に人工呼吸器を希望される方は現在の主治医とご相談ください。
- 症状が安定していると医師が判断する場合には、2カ月目以降で自宅療養等の退院調整をお願いすることがあります。