「緩和ケア」とは、がんなどを患った方の、痛み、吐き気、倦怠感、息苦しさなどさまざまな症状や気分の落ち込みなどの精神的なつらさをやわらげて、自分らしい生活を送れるよう、多職種がチームを組んで、患者さんやご家族の支援をすることです。
病気の診断がされた時から、治療中にも、苦痛を感じることがあります。緩和ケアは、治療が終わったあとのケアではなく、治療中からケアを受けることで、よりよい生活や治療を続けるためのものでもあります。
「在宅緩和ケア」では、通院が難しい場合(痛みや麻痺がある、疲れやすい、息切れがあるために歩くのが難しい、付き添いが難しい、など)や、自宅で過ごしたいが、経管栄養や点滴などの医療処置を行う必要がある、入院ではなく自宅で過ごす時間を作りたい、などの時に、自宅に医師や訪問看護師などが訪問し、緩和ケアを受けることが可能です。通院などの治療と並行して在宅緩和ケアを受けることもできます。
坂総合クリニックでは、希望される方に、「在宅緩和ケア」を受けることができる体制をとっています。ご希望される方は、担当医や在宅医療室(電話: 022-361-7065(直通))にご相談ください。
病院内・病院外の在宅ケアに関わる多職種と連携しています
訪問診療、訪問看護は、24時間体制で患者さんの症状に対応しております。
点滴や、在宅酸素療法など、内服治療以外での苦痛を緩和する方法も受けることができます。
在宅療養のみではなく、介護や病状などの変化から、在宅療養が困難になった場合でも、多職種と連携し、入院などの調整を行うことが可能です。