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脳のはなし

皆様、脳神経外科の荒井祥一です。

 

ちょうど20年前に坂総合病院や泉病院で研修医としてお世話になり、その後東北大学脳神経外科に入局。

泉病院には10年前から再びお世話になっております。

 

さて今回から脳のお話、私が担当させていただくことになりました。

今パソコンを使って文章を入力しています。

 

それは
1) 眠たいのを我慢し、
2) 頭に思い浮んだ内容を、
3) 単語を組み立てて文章やまとまりのある文を作り、
4) 両手の指を使ってパソコンに入力し、
5) 間違えた入力を文字情報として視覚に捉え、
6) それに気がついて、かつ修正していく、といった作業と言えます。

 

またこうしている最中に、

7) お腹が空いたし早く帰宅してビールを飲みたい、
と思ったりする訳です。

 

これら一連の作業が他ならぬ脳の働きによるものであることは、皆さんお気づきでしょう。

 

1) は意識があって覚醒している状態であり(主に脳幹や視床下部と呼ばれる部位の機能)、

2) は意欲や想起、経験や記憶が関与したもの(主に今はやりの前頭前野や海馬などの機能)、

3) は文章または文の構築で言語や統合と呼ばれる活動(主に言語中枢や頭頂葉の機能)、

4) は運動でも細かい作業で巧緻運動と呼ばれるもの(主に手、手指に関する運動や感覚領野、小脳、基底核の機能)、

5) 視覚に関係(主に視神経や側頭葉、後頭葉機能)、

6) は注意、記憶、経験、修正(主に前頭側頭頭頂葉機能)、さらに

7) は食欲、渇望、衝動などの根源的な営み(主に大脳辺縁系)、

 

という訳で、こんな単純な作業でも脳のほとんど全ての部分が絶えず働いていることをお伝えしたかったのですが。

 

えっ、逆に混乱した?

次回は、脳の病気についてお話します。

(つづく)

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