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公益財団法人宮城厚生協会 泉病院

TEL:022-378-5361
宮城県仙台市泉区長命ヶ丘2-1-1

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E-NST(泉病院栄養サポートチーム)

NSTとは?

脳ドック NSTというのはNutrition Support Team(栄養サポートチーム)の略で、病院の中の様々な専門職種が共働で、疾患を抱えた個々の患者さんに応じて、病気の改善に向けた適切な栄養管理を行なう医療チームのことです。日本では1998年ごろから病院に導入され始め、「栄養管理はすべての医療の基盤であり、どんな病気も治療効果を上げるためには栄養の改善が重要である」ということを基本理念として全国の病院や介護施設に広まっています。

泉病院のNSTは、「E」をつけています。これはEating、すなわち食べることの「E」です。以前から嚥下障害に取り組んできたチームがあり、「栄養のことを考えつつも口から食べることを追求したい」という思いから、チーム名の頭に「E」をつけることにしました。 なお、泉病院は日本静脈経腸栄養学会によって「NST稼動施設」と認定されています。

栄養状態が悪いとなぜ良くないか?

十分な栄養が摂れない状態が長く続くと身体の栄養状態が低下し、筋肉や内臓に蓄えられているたんぱく質の減少が起こり、筋力の低下や免疫力の低下が起こるといわれています。筋力の低下により歩行が困難になる、転倒する、などから寝た切りの状態になったり、免疫力の低下から感染症にかかりやすくなったりします。また、寝込んでしまった時に褥創(床ずれ)ができやすく、治りにくくもなります。栄養状態の低下は身体に重大な影響を及ぼすのです。そのため、患者さんの低栄養状態を速やかに見つけて対策を行なう、さらには低栄養状態に陥らないように対策を行なう、ということが重要なのです。

十分な栄養が摂れない理由は人により様々です。物を飲み込むのどの働き(嚥下機能)の低下のためうまく食べられない人、手の麻痺などで箸や食器が上手く扱えない人、肺炎など全身の状態が悪いために食事が出来ない人、さらには認知機能の低下により目の前に置かれたものが食べ物だと認識出来ない人、などがいます。患者さんの状態に合わせてきめ細かな対策を検討していくことが必要になります。

泉病院のNSTは?

脳ドック脳ドックメンバーは医師・看護師・リハビリスタッフ・管理栄養士・薬剤師・検査技師で構成しています。泉病院ではNSTと褥創対策チームが合併し、「E-NST褥創委員会」を構成しており、週1回の褥創回診、月2回のNST回診(「お食事回診」から改名)を行なうほか、日常的にも各職種と相談しながら「気付いた時に必要な手を打つ」としています。食べるための工夫を考えるために、医師と言語聴覚士で嚥下造影検査も適宜行っています。

E-NST褥創委員会の定例の会議は月一回行ない、委員会内の学習会や病院全体の学習会を行ったり、多職種が関わる課題の整理・改善なども行なっています。 月に一回、「E-NSTニュース」を作成し、病院内に発信しています。

泉病院の栄養サポート活動の歴史

2002年 11月 褥瘡回診が開始
2004年 4月 管理栄養士、6月-薬剤師が褥瘡回診に参加。多職種で褥瘡対策へのかかわるようになる。褥瘡のある患者さんの栄養管理を開始する。
2005年 1月 嚥下チーム活動開始。言語聴覚士、作業療法士が中心に、嚥下機能に合わせた食事の選択、食べやすい環境(食器や食具、テーブルいすの選択など)や食べる時の姿勢にも取り組み始める。
2005年12月 お食事回診を開始。お食事場面を観察し、多職種でのアプローチを開始する。
2006年4月 「E-NST委員会」に名称を変更
2009年3月 日本静脈経腸栄養学会より「NST稼動施設」認定を受ける。
2010年 4月 「褥瘡対策委員会」と「E-NST委員会」を合併し、「「E-NST・褥瘡対策委員会」となる。

活動内容

褥瘡回診

週1回、褥瘡のある患者さんの回診を行い、治療方針を決定しています。回診には、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、管理栄養士が専門性を発揮し、意見交換し、早期治癒に向けて治療を行っています。

NST回診

月2回、対象の患者さんの昼食時の食事場面を観察し、回診を行っています。
栄養必要量や、嚥下機能に合わせた食事や量の選択、嚥下の回復に応じて食事内容や食べやすい環境(食器や食具、テーブルいすの選択など)や食べる時の姿勢などを相談し患者さんの意向を取り入れながら進めています。
回診には、医師、看護師、言語聴覚士、作業療法士、管理栄養士が参加し、意見を出し合い、患者さんの栄養状態改善にむけて取り組んでいます。

嚥下カンファ

週1回、摂食機能療法を算定している方や摂食嚥下機能低下によりリハビリや援助を必要とする方を対象に言語聴覚士と看護師が現状を確認し、方針を検討しています。食形態やリハビリ方法、環境設定、工夫などについて確認しています。月2回のNST回診前には、対象者のリストアップを行っています。
*摂食機能療法とは? 摂食機能障害を有する患者に対し、個々の患者の症状に対応した診療計画書に基づき、医師の指示のもとに言語聴覚士、看護師などが訓練指導を行います。

低アルブミンチェック

NST委員会で低栄養のデータを元に栄養改善に向けての対策を検討しています。

口腔ケアプロジェクト

寝たきりや認知機能低下などにより口腔ケアの援助が必要な方を対象に、言語聴覚士と看護師が中心となりケア方法と援助方法の検討を行っています。お口の健康を守ることで肺炎を予防し、おいしくお食事を食べられるように支援しています。

NST学習会

毎月1回委員会メンバー持ち回りで全職員向けに栄養、褥瘡に関する学習会を行っています。

NSTニュースの発行

検査技師が中心に学習会の宣伝、職員に伝えたい栄養のトピックスを掲載し、毎月各職場に配布しています。

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