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C型肝炎になると どうなるのか・・・?
前項では、どのようなことからC型肝炎に感染するのかをお話しました。

では、感染するとどうなるのでしょう。

おおざっぱに言うと「まったく症状のないままに、慢性肝炎→肝硬変→肝臓癌へ進行
する」ということになります。前回もお話しましたが、C型肝炎はウイルスの感染で
起こります。同じくウイルスで起こる病気でも、インフルエンザやはしかなどは、感
染しても何日かすれば治ります。はしかなどは、いったんかかると生涯かからない(
これを終生免疫といいます)ことはよく知られています。

これに対して、C型肝炎は、いったん感染する、つまり体内にウイルスが入り込むと、
なかなか出て行ってくれないのです。人間の肝臓の細胞は、C型肝炎ウイルスには居
心地の良い場所で、そこに住み着いて増殖してゆきます。感染した人の3割くらいは
自然に治りますが、残り7割の人はウイルスが居座って慢性肝炎になってゆきます。

肝臓は「沈黙の臓器」ともいわれます。病気がかなり進行しても自覚症状が出にくい
のです。慢性肝炎の状態が10〜20年くらい経つと、だんだんと肝硬変になります。
正常な肝臓は血液の流れも豊富で弾力があります。それに対し、肝硬変は文字通り肝
臓が硬くなる状態です。

実際に手術などのとき触ってみると、ガチガチと硬くまったく弾力がありません。
こうなると、肝臓本来の働きを発揮できなくなってしまいます。肝臓は、身体の中の
不要になった成分を分解したり、必要な栄養分を合成したりする「化学工場」のよう
な働きをしています。その働きが悪くなると、少しずつ身体への影響が出てきます。

肝硬変になってしまうと、かなり高い確率で、肝臓癌が発生します。癌の中でも、胃
癌や大腸癌は誰にでも発生する可能性があります。それに対して肝臓癌は、もともと
肝臓に問題ない人にできることは、あまりありません。

逆に、C型肝炎やB型肝炎など慢性の肝臓障害のある人では、30パーセント前後の
人に癌ができてしまいます。肝臓に癌ができても、自覚症状はほとんどありません。
10センチもの大きな癌ができていても、まったく気づかなかった患者さんもありま
した。

早期発見のためには定期的な検査が欠かせません。
次項は、肝臓の病気を検査する方法についてお話いたします。

                      

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 内科のはなし その 3