公益財団法人宮城厚生協会 泉病院

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宮城県仙台市泉区長命ヶ丘2-1-1

嚥下造影検査

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嚥下造影(VF)検査について

泉病院では、むせる、飲み込みに時間がかかるなど摂食嚥下障害をお持ちの患者様に嚥下造影検査(VF)を実施しています。レントゲン透視装置を使用して、実際に食べ物や飲み物を食べていただき、飲み込みのようすを確認します。この検査結果から、飲み込みに効果的なリハビリテーションと安全なお食事の提供へとつなげています。患者さまが安全に、おいしく、満足してお食事できるように支援しています。

検査装置の特徴

VFを行っている多くの病院では、VF検査は胃透視の装置を使用しています。泉病院では外科用イメージのCアームと呼ばれるエックス線装置で検査をしています。Cアームは外科術中のエックス線撮影や簡易的な脳、心臓、腹部の血管撮影(DSA)に使用される装置です。この装置の利点としては、VFを受ける患者さまに不自然な姿勢を強制することなく、自然な姿勢で飲み込みの状態を様々な方向から確認できることが上げられます。

嚥下造影検査で分かること

  • 飲み込んだ食べ物が気管に入り込んだり、食道から戻ったりしないかどうか(誤嚥や逆流の有無)
  • 口に入った食べ物がどの様に食道まで運ばれるか(咀嚼・送り込み・残留など)
  • どの様な食形態ならば安全に食べることが出来るか(食品の種類、硬さ、形状、トロミなど)
  • どの様な環境で安全に食べることが出来るか(体位・姿勢の調整、一口量、工夫など)
  • どの様なリハビリを行うと飲み込む機能の改善が期待できるか(バルーン拡張法・口腔機能改善のリハビリなど)

VFに使用する検査食(実際の食事を用いて検査します)

写真ゼリー ・ ペースト食 ・ 軟采 ・ 常食のおかず ・ 粥 ・ ご飯 ・ 常食 ・ 水分(トロミの硬さ ポタージ状、ヨーグルト状、マヨネーズ状)

VFに関わるスタッフ

  • 医師 : 検査の流れの指示、検査の評価、機器操作、説明、方針の決定
  • 言語聴覚士(ST) :検査において食事介助を行ないながら検査の流れを作り、評価、方針を医師と一緒に考えます。事前に嚥下評価を実施し、検査で実施する工夫や使用する食形態を事前に考えて医師に情報提供します。検査結果を踏まえて、今後の訓練方針を決定します。ご家族に説明します。
  • 放射線技師 : エックス線を使った検査なので患者さまやスタッフの被爆を低減するようコントロールします。飲み込みの様子を動画として記録します。
  • 管理栄養士・調理士 : VF用の検査食を調理します。バリウムを混ぜたゼリーを作ったり、飲み込みの評価に必要な様々な食形態の検査食の調理を行ないます。

実際の検査法

  • レントゲン透視室で実施します。
  • VF用椅子に座り、バリウムを混ぜた食材を食べて、胃透視と同様の方法で飲み込み(嚥下)機能の評価を実施します。
  • 頚部の位置(前屈、後屈、回旋など)、姿勢を変えることで、誤嚥しにくい姿勢の工夫や嚥下後残留の少ない姿勢、嚥下法を実際に評価します。

嚥下造影の危険性

誤嚥の可能性

  • 誤嚥量を最小限にとどめ、誤嚥しても気管支、肺に影響の少ない造影剤を使用します。
  • 誤嚥した場合にはすぐに吸引できるよう吸引機など準備して行いますが、まれに誤嚥性肺炎を併発する危険性も伴う検査です。

レントゲン被ばく

  • エックス線による被爆量は極力少なくなるように配慮して検査を実施しています。

造影剤の影響

  • VF検査は胃の検診
  • 検査に使用しているバリウムを使用しています。胃透視と同様に極めてまれですが、造影剤にアレルギーがある場合があります。(泉病院では事例無し)
  • バリウムにより一時的に便秘になることもあります。

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